40代で今まで転職をしたことが無い人であれば、そもそも転職ってどんな流れなの?ということを知りたいと思います。


私は40代で2回転職をしておりますし、採用側の立場でもありますので転職決意から新しい会社への入社までの流れを書いていきたいと思います


※この記事では現在年収500万円以上ののある特定業界で三年以上の経験値のある(市場価値のある)方を対象にしております。

転職をしようと思ったらどうする?

転職をしようと思ったらまずはどうしますか?これには二つしかありません。

まず自分で求人を探して応募するか
転職エージェントを利用して応募のアレンジをしてもらうかのどちらかです。

求人を自分で探すのも良いのですが、転職は働きながら行わなければならないので、間違いなく転職エージェントを活用した方が得策です。

転職エージェントは無料

転職エージェントを活用する場合料金が発生すると思うかもしれませんがそれは間違いです。

転職エージェントはあなたのように転職したい人と企業を結びつけて晴れて転職が成立したら企業側からお金を貰うというビジネスモデルです。


そのため転職をしたい人からお金を取ることは基本的にありません。

お金を取るどころかあなたを転職させたらお金がもらえるわけですからあなたの経歴から判断して、良さそうな転職先をどんどん紹介してくれます。

あなたはその紹介された企業から自分が興味のある会社を選んで面接を受ければ良いのです。

応募から面接に到達するまで

興味のある会社が見つかったらあなたはその企業に応募する意思をエージェントに伝えましょう。次のステップとして履歴書と職務経歴書を提出してくださいと言われます。

履歴書は学歴とか資格とか趣味だとかバイトの面接でも書くやつです。転職ではそれに加えて職務経歴書を書く必要があります。


職務経歴書は読んで字の如くあなたが今まで経験してきた仕事をまとめめた資料です。

一般的に応募した企業はあなたの履歴書、職務経歴書から見てあなたと会って話をしてみたいかというのを判断するわけです。これがよく言われる書類審査です。


つまりこの書類審査を通過しなければ面接には到達できませんので、職務経歴書が転職においてとても重要だということはお分かりいただけると思います。

面接は複数回行われる可能性が高い

無事に書類審査を通過した後は企業から面接の依頼があります。面接は2回から場合によっては6回ほど行われます。


この面接の回数はあなたを採用するときの役職に比例する可能性があります。例えば普通の役職なしの中途採用面接であれば担当者の面接、最終決定者の面接で内定が出ることもあります。

一方、部長などの役職者を採用する場合はまず人事担当者、社内の同一役職の部長、役員A、役員B、最終面接社長といった具合に何度も慎重に面接し、採用を決めるということになります。

面接以外で合否の判断をすることがある

転職採用の場合は書類審査→面接→内定が基本ではあるのですが面接以外のイベントが発生することがあります。

それはその企業が用意しているテストを受けるケースもう一つはリファレンスチェックと言われるものです

テストはその会社で受け入れた場合問題なく働けるかということを面接では見ることができない部分をテストで炙り出そうとしているものになります。このテストのスコアが悪い場合不合格になる場合があります。

もう一つのリファレンスチェックですがこれは採用する企業・役職によって実施するケースしないケースがあるのですが
最近はリファレンスチェックを行うケースが比較的多くなっておりリファレンスチェックで不合格になる場合もあるのです。

リファレンスチェックで嘘がバレることもある

リファレンスチェックというのはあなたが提出した履歴書、職務経歴書、面接で話した内容が間違いないかどうかを確認する行為です。

誰に確認をするのか?ですがこれは2通りあります。

一番多いケースはあなたの過去の同僚、上司を紹介してくださいというケースです。その人に連絡をとり、この人こんなこと言ってますが本当ですか?ということを直接確認します。

そしてもう一つのケースがリファレンスチェックを行う会社に委託するケースです。つまりあなたの言っていることが間違っていいないかということを委託会社がチェックを行うのです。

これって正直あまり気分の良いものではありませんよね・・
ただそういう会社はさまざまな観点であなたのチェックを行う場合があるようです。

例えばSNSで変な発信をしていないか?反社会勢力との関わりがないか?
なども見られることがあるようなのでその点に自信が無い方は早めに身辺整理をしておくことをオススメします笑

ここまでのリファレンスチェックを行うことを想定して基本的には正直に履歴書、経歴書、面接では話をした方が良いです

後でこの人嘘ついてますねということがわかれば間違いなく内定は出ないということになってしまいます。

条件提示

これらの書類審査、面接審査、テスト、リファレンスチェックまでを通過して初めて条件提示ということになります(リファレンスチェックが無い場合もあります)

条件提示は一般にどんな役職での雇用なのか、年収(月収はいくらなのか)、賞与はおよそいくらを想定しているのか、有給は何日付与されるのか、福利厚生などなど雇用の条件を提示されます。

内定を受諾するかどうかの回答をする

ここまできたらこの会社の内定を受諾するかどうかを決めて回答を行います。

その会社に入社するのであればいつ入社するのか?という意思を明確にする必要があります。
”◯月◯日からお世話になります!”と明確に伝えましょう。

残るは退職交渉

転職する決意をしたら今の会社に対しての退職交渉を行い。退職日を確定させます。

退職日は◯月◯日の1日前です。ごく稀に職歴に間隔のある人がいますが、継ぎ目なく仕事を行う方が良いので
そのターゲットでの退職日での交渉をスタートさせます。

法的には退職は2週間前に通知すれば問題ありません。就業規則に1ヶ月前と書かれていても2週間まで問題はありませんが一般的には余裕を持って退職を申告したほうがよいと思います。


少なくとも1ヶ月前、役職者の場合は2〜3ヶ月間にいう場合もあるようです。ただこの退職交渉ですが2ヶ月前までで十分だなと思います。
やめるということが確定してしまうと寂しいもので、多くの人がその人に対して何も期待しなくなります。


引き継ぎとは言ってもそこまで完璧に引き継ぐことなどは元々無理なのでやることがなくなるという感じが正直なところです。

これは手を抜けと言っているわけではないのですが、正直やめるとなったらさっと会社を去る方がお互いのためであると個人的には思っています。

晴れて次の会社に入社

退職が確定し退職日を迎えたら、翌日から晴れて新しい会社に入社です。
新たな会社で入社日には何時に来てくださいとか言われますので指示に従ってください。


初日はガイダンス、パソコンの設定などを行うケースが多いですのでそれら事務作業が終われば、さて次の会社での本格的な仕事がスタートするというのが転職の一般的な流れとなります。

転職未経験者の方がまずは大まかな転職の流れを掴んでいただけたら幸いです。