40代からの転職で考慮に入れておきたいポイントが1つあると思っていて、それは副業OKかどうかという点です。
私は1つのことしか集中できませんという性格の人は副業云々は無視していただて問題ないのですが、今後の働き方を考えた場合副業については可能性として残しておい方が良いと考えています
副業OKの流れ
ここ最近副業を解禁している大手企業が確実に増えています。具体的にはみずほ銀行、ソフトバンク、NTT、NTTデータ、ソニー、富士通などなど。
なぜこのような副業解禁に至っているかといえば、国が就業規則に副業兼業を書いて促進するように、というガイドラインを提示したということも理由の一つであるのですが、そもそも企業側でも従来のような終身雇用は実質無理であると考えています。
そして副業で別のことをやってもらってそのノウハウを本業に活かして欲しいと考えるようになったのです。
つまり企業側は副業をOKにしている方が、メリットが大きいと考えるに至ったわけです。
副業NGの企業もまだ存在する
先ほどあげた大手が副業OKならほとんどの企業は副業OKなんじゃないのか?と思うかもしれませんが、実は副業を解禁していない企業はまだ多く存在しています。
なぜ副業を禁止しているのかというと、副業を解禁すると本業に支障が出る、そもそも企業の特性上実質禁止にしないとコンプライアンス上の問題があるなどの理由が考えられます。
本業に支障が出るという理由はわかりやすいですよね。これは何年も前から実際にありましたが、夜中にF Xトレードをやっていて、昼間の時間全然働けないみたいな事例を考えればわかると思います。(実際に私の部下でもおりました)確かにこのような事例を考えてしまうと副業OKに出来ない経営者も多いかもしれませんね。
もう一つコンプライアンス上の問題に関してなのですが、これはわかりやすい事例として監査法人系のコンサルファームなどがその事例として考えられます。実際に副業を禁じているわけではなさそうなのですが、例えば株取引などは突然監査対象となる企業が現れると即売却を命じられたり、それに違反すると大きな罰則があったりなど、実質副業に対する強い牽制が働いている企業が存在しているのです。
副業OKとは言っても競業避止義務に抵触するものは却下される
ただ副業OKとは言っても、本業と同じことをするのは十分な注意が必要になります。副業OKの会社でも基本的には許可制となっていますので、申請が必要です。例えば本業がシステム開発の会社で、システム開発の仕事に従事している場合、副業でもシステム開発をすると申請しても却下される可能性があります。
なぜダメかは明確で、本業で関係性のある業者から仕事をもらうなどの可能性があるからです。この点副業以前に法的に問題が発生する可能性があるため十分注意が必要となります。
そうは言っても副業はOKの会社を選んだ方が良い
副業に関しては当然デメリットも存在はするものの、転職者の立場としてはやれる余地を残しておくのが良いと考えています。
そもそも本業一本槍、終身雇用、夢はマイホームで銀行ローンを組んで家を建てます。みたいな時代は完全に終わっています。
時代が変化してく中で仕事のやり方も当然に変化していくわけですから、なるべく副業についてもOKの会社を選んでいくというのが今後の流れかと思っています。