2023年になって突然話題になっていますchatgptですが、このようなAI技術はすでにありましたが、我々が実際に使えるレベルのサービスが突然現れたという感じです。

このサービスの使い勝手ですが思っていた以上にすごいものです。実際に使ったことがない方は是非一度使ってみてください。

https://openai.com/blog/chatgpt

chatgptとは何か?

Chatgptは簡単に言ってしまうとチャット画面に質問を入力すると答えてくれる検索エンジンのようなものです。

例えばこんな感じのやりとりができます。

“今日の夜ご飯のメニュー考えて”

以下chatgptの答えです。
何か特定の好みや制限があれば教えてください。以下は、一般的なメニューの提案です。

前菜:
グリーンサラダ
冷製トマトスープ
アボカドトースト

主菜:
ステーキとローストポテト
パスタ(トマトソースやクリームソースなど)
グリルチキンと野菜

デザート:
フルーツサラダ
チョコレートケーキ
アイスクリーム

飲み物:
ワイン(赤、白、ロゼなど)
ビール
ソフトドリンク(ジュース、サイダー、水など)

これに対して
日本食で5品目で提案してと入れると以下の回答が返ってきます。

前菜:
冷やし中華
揚げ出し豆腐

主菜:
鮭の塩焼き
豚肉ともやしの炒め物
野菜天ぷら

はい全然ダメですね笑

前菜で冷やし中華って・・・・ と思うかもしれませんが現状はこんな感じです。しかしこのやりとりは延々と続けることができるので色々な情報を検索することができます。

通常の検索エンジンとの違い

通常の検索エンジンでは検索したい単語を検索窓に入力します。するとあなたが調べたい情報が載っていそうなサイトがずらずらと並びます。その中からあなたがそのサイトをクリックして実際に読んで調べるわけです。

一方chatgptでは調べたいことを問いかける感じで入力すると、このサイトを見てくださいではなく、直接的に答えを返してくるということです。

つまり〇〇を調べたいと思ったら今まではこの辺りにあるよというのが回答でしたが、chatgptの場合はこれが答えですと返してくるのです。

Chatgptにもまだ限界がある

先ほどの回答事例でもお分かりのようにまだしっくりこない返答のものもあるのですが、そこそこの回答は返ってきます。これらはAIで生成されるわけですから今後はどんどん精度が上がってくると思います。

また2023年現在情報は2年前までのものしか回答が出てきません。例えば2022年に行われたサッカーW杯の優勝国を聞いても、予測はできませんと回答が返ってきます。

2018年のサッカーW杯の優勝国を聞くと”2018年のサッカーワールドカップの優勝国は、フランスでした。フランスは決勝戦でクロアチアに4-2で勝利し、2度目の優勝を果たしました。”と回答が返ってくるのです。

Chatgptの出現で無くなる仕事は山ほどあると認識させられた

以前からAIの出現で我々の仕事はなくなるものがある言われていました。しかしそれは本当なのか半信半疑であった人がいると思います。しかしこういう使い方ができるのかというのがわかると、これはまずいなと実感できるようになってきました。

例えばレストランのメニューを考えるフードコーディネータがいたとします。Aさんは自分が行ったお店のメニューの中で美味しいかったものを調べて提案する人、Bさんは自ら新たな料理を作り出して提案している人だとします。

おそらくAさんのやっているサービスであればAIができるようになると思います。確かに今はchatgptは2年前までとか情報に制約がありますが、今後はリアルタイムにこの世の中に出た情報を調べ上げて最新の情報を我々の前に提供してくれるはずです。

どんな人が人間の仕事として価値を生むのか

AIの技術がどこまで進むかはなんとも言えませんが、今の段階で言えるのは過去の情報を調べて提供する仕事画一的なルーティン業務、これらの仕事は無くなるとは言わないですが、誰がやっても同じ結果になる可能性があります。

一方、他の人とは違う考え方で独創的な提案ができる人未来の予測ができる人これらはAIができない領域になってきますので非常に価値のある人として評価されることになると思います。

結局いつの時代も頭を使う必要がある

今回chatgptの出現は色々な界隈に衝撃を与えていますが、結局のところ頭を使った人が稼げるということに当面は変わりがないのかなと思います。しかし一度世に出てしまった情報はすぐにAIがキャッチアップしてしまいますので、それを継続し続けないといけないという非常に人間にとっては辛い局面に突入してきているという印象です。

もしそれができなければルーティン業務補助に回るしかなくなるわけですから、給与水準も低くなってしまうということなのだと思います。