ここ最近chatGPTが大きな話題になっていますね。チャットに何かコメントを打つと答えが返ってくる。やったことない方はやってみることをお勧めします。すごく革新的な答えが返ってくるかというとそうでもないというのが今の感想です(2023年前半)。しかし言っていることは間違っていないという感じです。
印象として今後このAI技術が発展すれば間違いなく人間のやってきた仕事はどんどん無くなっていくのだろうなというのが正直な感想です。加えて案外早かったなということを感じています。
AIが人間の知能を超えるシンギュラリティは2025年?
AIが人間の知能を超えるのは2045年と言われていました。しかしここ最近では2025年にはこのシンギュラリティが訪れると言われています。
20年も前倒しですか?と思うかもしれませんが、私はこれは案外当たっているような気がしています。AIが人間の知能を超えると実感できるツールが2025年に出回ることはないとは思いますが、研究レベルでは2025年にはAIが人間の知能を超えていると言われても不思議ではないのかなと思っています。
ただいまだにシンギュラリティなんて起こらないと言われていたりもします。この辺りはその年になってみないとわからないです。
AIに人間は抜かされることを前提に今後どう仕事に向き合うか?
AI(人工知能)とは人間が行う「知的活動」をコンピュータプログラムとして実現することです。知的活動とは、頭(厳密には脳)で考えて実行する活動全般のことなのですが、今のところ人間の頭脳のような汎用的なAIというものは存在していないようです。
現在のAIというのは1つの知的活動に特化した活動を行うものでしかないのです。例えば言葉の認識であったり(翻訳など)、ゲーム(将棋など)など1分野を深掘りして情報を集積してそこから答えを導き出すということですね。
このAIに関していくつものことを組み合わせて学習することができるようになるなると何となく人間やることないなと思うのですが、その組み合わせってめちゃくちゃ大変だろうし、当面考えなくても良いかなと思います。
つまり1分野でどんどん深掘りされて学習されて対処される領域の仕事は今後無くなっていくはずです。人間の担う仕事はそれ以外の部分になっていくと思われます。
今後消えていく仕事
未来の仕事を考える上で、経済産業省が発表している未来人材ビジョンというものがありますので、その資料が参考になります。
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001.html
2050年において労働需要の変化は以下の可能性があるとされています。
職種
事務従事者 42% 減少
販売従事者 26% 減少
情報処理・通信技術者 20% 増加
開発・製造技術者 11% 増加
産業
卸売・小売業 27% 減少
製造業 1% 減少
職種としては事務作業を行う人はどんどん減っていく、さらに販売に関わる人もどんどん減っていくということですが、人間の知能を使う必要性のある情報処理技術者等は需要は今後も高まるであろうという予測です。
まあこの予測は割と容易に想像は着きますね。特に今は販売従事者がどんどん減っているような気がします。レジがどんどん無人レジに置き換わっていますからね・・それにも連動してやはり卸売小売業は減少するという予測につながっています。
今後求められる能力について
この経済産業省の資料の中に現在求められる能力と今後求められる能力は何か?という記載があります。
”現在は「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」が重視されるが、
将来は「問題発見力」、「的確な予測」、「革新性」が一層求められる。”
このレポートではコツコツ真面目に生きていくことを美徳としてた日本人の特性である注意深さやミスがないという利点を全否定し、今後は「問題発見力」、「的確な予測」、「革新性」など自分で考える力が必要でありそういうことが出来ない人は仕事無くなりますよと言っているのです。
結構衝撃ですよね・・・