40代以降の転職は非常に厳しいという意見もあります。厳しい状況でも結果を出したい場合は数を打てば当たるという考え方もあるかもしれません。
実際に40代転職成功者はどれぐらいの社数に応募しているのでしょうか?
DODAの調べで40代が受けている社数は?
転職求人サイトのDODAに実際に転職に成功した人たちは何社に応募したのか?という情報がのっています。
年齢別で見てみますと、20代23.5社、30代20.8社、40代17.2社と記載があります。
https://doda.jp/guide/oubo/heikin/data/
年代が上がるごとに徐々に社数が減っていますが、40代でなんと17.2社応募しているそうです。
これは私の感想として、そんなに応募してるんですか??という感じです。おそらく相当数書類選考で落ちているということだとは思うのですが、遅くら面接まで進むのは数社であろうと思います。
書類選考を通っても通った社数、希望の会社かどうかで面接に進むのは現実的には数社でないと難しいと思います。
特に40代の転職活動は負荷が高いこともある
特に40代の転職活動は、転職をする本人もそうですが、選考する企業側もかなり慎重になる可能性が高いです。そのため面接もかなり回数が多いことも想定されますし、さまざまなチェックが行われる可能性が高いのです。
基本的に面接など、書類提出などさまざまな転職活動は就業後に行われる可能性がありますから、その意味でも40代の転職活動は少々負荷が高くなります。
40代転職活動をした私の事例
私は40代で2回転職活動を経験しました。40代前半と後半です。40代前半の時の転職活動では2社、40代後半の転職活動では5社書類提出しています。
40代前半での転職活動は正直良いところがあればというスタンスで受けていたところもあるので、あまり社数を増やさないでまずはやってみようという感じでスタートしました。
そんな中書類提出した1社がかなり積極的に採用の意向を示してくれましたので、自分の中では行くならばこの1社ということで活動をして、条件面もクリアしたので転職を決めました。
かなり数も少なかったので転職活動の負荷もさほど高くはなかった印象でおよそ3ヶ月程度で内定をもらった記憶があります。
一方40代後半の時の転職活動は書類5社提出、4社面談ということで進んで行きました。最終面談まで4社とも進みましたが、1社はある理由で辞退しました。
そしてありがたいことに3社からオファーをいただきました。3社ともにそれぞれ良いオファーをいただけたと思っています。
ただこの時の転職の負荷が結構高かったです。応募から内定まで6ヶ月ぐらいかかりました。そして実施した面接はカジュアル面談も含めると30回を超えています。
このくらいの社数でも転職する際に役職者だったりするとかなり負荷が高まる傾向もあるので、あまりに沢山の面接を受けるのはおすすめ出来ないです。
転職活動をまずはしてみることで自分の市場価値がなんとなく掴める
結局のところ40代だから何社受けるべきというのは正直ありません。なぜならその人の置かれた状況がそれぞれ違うからです。
特にその人の市場価値が高ければ高いほど、ピンポイントでの転職活動ができる可能性があります。そういう人は絞り込みができるので転職活動も楽になります。
40代での転職を成功させる上で重要なのは、まずは転職活動をやってみて、どれぐらい自分が市場価値があるのか?というのを把握することをしてみてほしいのです。
確かに転職活動は時間はかかるのですが、自分が今まで積み上げてきた経験がどれぐらい価値があるのか?ということを知ることのできる活動でもあるのです。